建ち並ぶ住宅

注文住宅を購入するデメリット

注文住宅は細部までこだわることができるなどの魅力がありますが、デメリットも存在していることを知っておかなければなりません。このタイプの住宅購入を希望する人が非常に多いので、注文住宅であれば間違いないと考える人もいますが、デメリットまで把握しておかなければ購入後に自分たちには向いていなかったと気付くことになるかもしれないです。失敗しないマイホーム購入を行うためにも、注文住宅を買うかどうか決める前にはデメリットまできちんと確認しておきましょう。

これを建てる場合は事前準備がとても大変であり、完成するまでの施行期間が長いこともデメリットだと言えます。自由設計の注文住宅を選ぶと、デザインや間取りなどのあらゆることを決定する必要があるので、スタッフと頻繁に打ち合わせを行う必要があるでしょう。理想の住まいをデザインして見積もりを出すまでには数か月から半年ほどかかることが多いですし、同時に他の会社でも見積もりを出してもらう場合は2倍や3倍の労力と時間が必要になります。見積もりが出て契約を行うと建築がスタートしますが、期間は半年以上かかることが多く、注文住宅購入のために行動を起こしてから1年から1年半ほどかけなければ住まいが完成しないケースが多いです。2か月や3か月で完成することはないので、すぐにマイホームに住みたいと考える場合には向いていません。

注文住宅を購入することには費用面でデメリットが感じられることもあり、資金計画を立てることが大変なこと、割高なローンの可能性が高いことなどがデメリットだと言えます。住宅ローンは完成した建物に利用するものですが、注文住宅では着工金や中間金の支払いがあるので、完成してから融資を受けても間に合わないはずです。つなぎ融資などのローンを利用することになるのですが、通常の住宅ローンよりも割高になることがほとんどなので、損をしたと感じる可能性が高いと言えます。初期費用が高いという費用面の問題を認識している人は多いですが、複雑な資金計画が必要になることや割高なローンを組む可能性を知らない人が多いので、こういったデメリットも把握しておきましょう。

完成するまでの期間の長さや準備の大変さ、ローンが割高になる可能性などをデメリットとして知っておかなければ、希望するタイミングまでに引っ越しが行えない、思うように打ち合わせが進まない、ローン返済で家計が圧迫されるなどの問題が生じます。これらの点で失敗したと感じないためにも、あらかじめデメリットまで知った上で購入するかどうか決めることが大切です。